煙草には、200種類以上の有害物質が含まれており、なかでもニコチンには依存性があります。長く吸っていると徐々に肺が痛み、肺気腫で少し動くだけでも息が切れたり、普段から咳や痰がでる症状に悩まされる様になってしまうこともあります。また、多くの発癌性物質は、肺癌等のリスクを増やし、吸っている本人だけでなくて周囲の人にも受動喫煙として癌のリスクを高めてしまいます。外で吸っているからといっても、安心はできません。煙草を吸って30～40分間は吐いた息に有害物質が含まれているので、御家族にとっては、受動喫煙となってしまう恐れがあります。
加熱式・電子煙草は、まだ健康への影響が明らかになっていません。
煙草を自分でやめようとすると、イライラしたり、集中できないなどニコチンの欠乏症状がでるため禁煙をあきらめてしまうことがあります。
しかし、禁煙外来では禁煙補助薬を利用しながらニコチン欠乏の症状を抑えつつ、楽に禁煙に成功する事が可能です。外来では、呼気中の一酸化炭素濃度を測定したり、煙草を吸いたくなった時の対処法などアドバイスさせていただいております。
最初は不安な顔で来院される患者さまも、笑顔で治療を乗り切られる事が多く、当院の禁煙成功率は80%程度となっております。費用は保険適応で12000円～20000円ですが、1日1箱400円の煙草を12週間吸い続ければ33600円になります。
どうぞ、禁煙を迷われている方は一度禁煙外来を受診してみて下さい。
明るいスタッフと共に、精一杯禁煙のサポートをさせて頂きます。